イスラエルという国(私の詩)
「イスラエル という国」 宮本 純子
小さな国のはずなのに、あなたはたくさんの表情をもっている不思議な国。
春のシャロンの野原がただ一面に目の前に広がると、嬉しくて走り出す。
みどり色した絨毯にまぜた赤や白や紫いろのアネモネが風に揺れている。
でもしばらくしたら乾いた荒野に変身してしまう。
ガリラヤ湖はラピス・ラズリのように青く、そして普段は優しく 嵐の時には、激しく水面が踊る。
ネゲブ砂漠は、真っ赤に燃えているように熱く、神秘的な光景はずっと眺めていたくなる。
死海は、とても静か、人を癒したり、貴重な資源を与える不思議な水、
その塩分の濃さは人も浮せ、雪のような塩のまぶしい銀世界も広がる。
エルサレムは黄金に輝く美しい聖なる都。
小さな国のはずなのに、あなたはたくさんの表情をもっている不思議な国。
国境付近は、戦時下のような緊張感があるのに、国内は微塵も感じない 車の隣りをロバが通り過ぎ
超近代的な建物の隣りには古代の遺跡がのこされている。
モスクと教会とシナゴーグが隣りどうしに並び、 コーランを読む声に教会の鐘とユダヤ教徒の吹く角笛がまじりあう。
リュックを背負う旅人の前を羊の群れとベドウインの少年が横切り、 街の中には長いもみあげの黒装束のユダヤ教徒が道を急いで歩いている。
有限と無限、戦争と平和、近代と古代、ありとあらゆる相反するものが同居している国、
イスラエル 長い歴史をもっているのに、まだ若い国であり、 いつの時代も地中海からの穏やかな風が吹いている。
イスラエル 神さまが永遠の愛で愛しておられる国。
イエス様がメシアとして、王としてお生まれになり、歩まれた国。
私たちの霊的なふるさとイスラエル
神さまの愛が伝わってくる聖なる地。
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